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【実録】3年間の学習塾経営本音の記録

虚飾一切ナシの本音(名前は仮名)

塾長ブログは宣伝とけん制とストレス解消の道具

            ネットストーカーのイラスト(男性)

開業したての頃は何でも自分ひとりでやらなくていけませんので、とても大変です。

 傍(はた)から見れば教室の中で偉そうに講釈を垂れているだけなんだから楽に映るでしょうが、それは体力的なことであって精神的にはどうかというと・・・かなり疲れます。

どういう点が精神的に疲れるのかは機会があればお話しますが、今回はそんなぼっちな個人塾経営者(オーナー塾長)とSNSについてです。

 ブログは孤独な塾長たちの精神安定剤

 授業が終わって、生徒がみんな帰ってしまった教室でぽつんと後片づけをしていると、無性にさびしくなったりします。

そんな時、雇われ講師であれば同僚と飲みに行ったりして気を紛らわせたりもできるでしょうが、塾長ともなればそういうわけにも行きません。

なぜなら雇用する側とされる側の線引きをシッカリしておかないと、いろいろと面倒なことが起きやすくなるからです。*1

塾長は常に孤独なんです。

まあどんな業種であろうとトップというものはそういうものなんでしょうが・・・。

 特に開業したばかりで講師を雇うところまでに至ってない段階では、本当に一人ぼっちなんですよ。

そんな孤独の穴を埋めてくれるのが、塾長ブログなんですね。

他の塾長さん達の書いているブログを見て、同じ悩みを抱えているんだなあと親近感を抱いたり、経営がうまく行ってる様を自慢気につづっているブログを見てヤキモキしたり、はたまた他塾ではどんな塾運営をしているのか探ったりと、ブログは孤独な塾長のトランキライザーみたいなもんなんです。

 ブログは保護者と同業者を意識して書かれている

そんなブログですが、塾長さん達がつづる文章の全部が全部、本当のことだとはいえないんですね。

というのも、ブログという公開の形で露わにしている以上、誰かに見られることはちゃんと分かっているわけで、それら閲覧者の目を意識してある程度は記事内容もカスタマイズしているはずなんですよ。

例えば、保護者が見ることを意識してやたらと子供好きな自分をアピールしたり、明け方まで授業の準備をしていたとかテスト対策を考えていたとか・・・いかに自分が良い先生なのかの宣伝ですね。*2

それ以外にも読者を想定しています。

同業者です。

自分がそうしているように他塾の塾長さん達も自分のブログを見に来るであろうと意識して、それ用の記事を書くんです。

本当は経営がうまく行ってないのに順調な風を装ったり、効果なんか無いであろう経営ノウハウを効果があるかのように書いたり。

ここら辺はまるで子供同士の見栄の張り合いみたいなもんです。

あと、ストレス解消という役目もありますね。

塾長という立場上、なかなかグチは言えないもんですから、ブログ記事という形で溜まった毒を吐き出すんです。

言うことを聞かない生徒や文句ばかり言ってくるモンスターペアレンツ、さぼってばかりのスタッフや講師。

ストレスの種はいっぱいあります。

でも、さすがに名指しでというわけには行きませんから一般論でという形にぼかしてですが。

よく怒ってばかりの塾長さんブログがありますけど、よっぽどトラブルが多いのでしょうね。

 一時流行った?議論という名の中傷合戦

今でもあるのでしょうが、一時ブログ上での中傷合戦が流行ったことがありました。

流行ったというのもおかしな話ですが、要するに各塾長さん達のめいめいの教育理念や指導理論などをめぐってのケンカですね。

傍から見ればミットモナイの一言ですが、やってる当人たちにしてみれば必死なんですから、かえっておかしいですよね。

そもそもが高校や大学入試レベルの受験勉強で指導理論や教育理念なんて論じる方がおかしいと思うのですが。

塾や予備校講師なんて、数多ある職業の一つにすぎないのに当の本人たちは自分のことを何か特別な地位にある高貴な人種だとでも思っているのでしょうか。*3

私が塾を辞めた遠因の一つに、こういう空気が嫌だったことがあるんですが、この話をやり出すと長くなりそうだし、趣旨が違ってきますので、またの機会にしましょう。

今回のところはここらで。

*1:大学生がサークルのノリで始めたベンチャービジネスが空中分解しやすい遠因はコレ。2017/3で運営中止になったmanaveeも仲間内の馴れ合いが阻害要因としてあったのかも知れませんね。

*2:全部がウソとは言いませんけど、あまりに立派過ぎる話は眉唾モノですね。

*3:塾・予備校講師には高等遊民を気取ったタイプが多いですね。